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--- なちがみさまの素顔に迫る!そのF --- 


次の日。えりは今日も管理人のお世話をしにやって来た。
管理人はいまだに言語障害があり手足もしびれ動けないのだ。
身の周りのお世話をするのはかまわない。でもえりにはひとつだけどうしても耐えられないことがあった。

「・・・オムツ替えるのだけは勘弁して欲しいなあ。」
管理人のオムツを脱がせ、股を開かせ、汚れた局部を濡れタオルでていねいに拭いて、新しいオムツに取り替える。
若い女の子にとって成人男性のシモの世話はさすがにヘヴィな仕事であった。

「ああ、あれだけは勘弁して・・・。せめてオムツの下にパンツをはいててくれればなあ。」
しかしそれではオムツをはかせる意味がないではないか、ええ?
イヤイヤ、頼むぞカメちゃん・・・。

ところが!管理人の部屋へ入ったとたんえりは仰天した。
「おお、カメちゃん!看病してくれてありがとう。もう大丈夫だっ!迷惑かけたね。正直、スマンかった!!」
「ええ!か、管理人さん・・・?治ってる!?ウソ!!」

えりが驚くのも無理はない。管理人は一晩で完全に回復していたのである。
しゃべりかたも元に戻り、手足も自由に動く。全く以前の健康な管理人だ。
「イヤイヤ、ヒドイ目にあった。ああ、苦しかった。」

えりには全く信じられない。あんなひどい脳の病気がなぜ一晩で全快するのだろう?
昨日のなちがみのセリフが脳裏をよぎった。
「カメちゃん、この人をお願い。もう大丈夫だから。」 ----
今日はなちがみはいないようだ。えりは思い切ってたずねてみた。

「管理人さん、もしかして仮病だったの?」
「仮病じゃない。ホントに苦しくて死ぬかと思った。あんな脳の病気なら普通死んじゃうし、助かっても重い障害が残るよな。」
「どうしてあんな重い病気が一晩でこんな簡単に治るの?」
そして管理人の説明は常人には理解しがたいものだった。

「カメちゃん、君にはわからないだろう。これはオレとなちがみさまのプレイなのだよ。二人だけが理解できる世界なのだ。」
「はあっ?プレイ?」
「オレとなちがみさまはこんなプレイを通して互いの絆を再確認しているのだよ。あの方は死に至るような命がけのプレイが大好きなんだ。」

そんなバカな。生死の境を彷徨うようなあの重病がなちがみと管理人のプレイだったとは。
いったいこの人は何を言っているのだろう?
そしてプレイと称して簡単に人の命をもてあそぶなちがみとは一体いかなる神なのか・・・? (続く)

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--- なちがみさまの素顔に迫る!そのG ---

「あんなひどい病気になって死にかけていたのに。全部なちがみさまとのプレイだったっていうの?」
「あの方はオレを試しているのだよ。オレを重い病気にさせて壁紙を作る意欲がまだあるかどうか確かめているのだ。」

そういえばなちがみは何度も「もうだめかしら。」とか「壁紙作ってくれる人、別に探さなきゃ。」とか言っていた。
体が不自由になってでもまだ壁紙を作る意欲があるかどうか、管理人に問いかけていたのか。
そして管理人は体が動かないのにもかかわらずPCにかじりついてまで壁紙を作ろうとした。
なちがみが管理人に与えた試練。それに応えて決して折れない心をなちがみに見せた管理人。
二人にしかわからない精神の儀式がこの数日間でとりおこなわれていたのだろうか。 ----

それにしてもなちがみにとっては軽いプレイでも生身の人間である管理人にとってはまさに命がけである。
一つ間違えばあのまま二度と回復することはなかったかもしれない。
人の命をもてあそぶなちがみとは一体いかなる神なのか?

「でも管理人さん。いくらなちがみさまが神様のはしくれでも、あんな簡単に人を重病にさせたり治したりできるものなの?」
「カメちゃん、なちがみさまを見くびっちゃいかん。あの方はたまたまなっちファンだからこんなサイトに現れているけれど、
本当は全知全能の神なのだ。神の中の神。特上クラスの神様だ。あの方にできないことなど何一つないのだよ。」

「ウソ、なちがみさまってそんなに偉いの?貧乏神とか疫病神とか、あのあたりのランクの神様かと思ってた。」
「バ、バカッ!めったなことを言うんじゃない!あの方を怒らせたら国家のひとつぐらい一瞬で消滅するぞ。」

うう、なちがみがそんなに恐ろしい神だったとは。
もしかして今の会話もすべてなちがみには聞こえているのかも。
えりはいまさらながら恐怖を覚えた。

「えりはずっと勘違いしてた。なちがみさまは神の国を左遷された落ちこぼれ神様だと思ってた。
たいした能力もなくて他に行き場がなく、たまたまこんなサイトに来てるんだと思ってた。
そして管理人さんとなちがみさまは実は心の底では愛し合っていると思っていたの。」

「ハハ、人間と神が愛し合えるわけがないだろう?人間界は物質の世界だが神の世界は精神の世界だ。
つまりあの方は実は精神だけの存在であって、人間のような体を持たないのではないだろうか。
あの方の本当の姿はなっち似の女性などではないのかもしれない。」

「人間の姿じゃないの?安倍さんそっくりであんなにかわいいのに。もしかしてなちがみさまってバケモノなの?」
「シッ!だからめったなことを言うなって!今言ったことはあくまでもオレ一人の想像にすぎない。
なちがみさま本人はあれが真の姿だと言った。なっちと同じ25歳(当時)の女性だと言っていた。
実際は見た通り、なっち似の姿をしたかわいい神様かもしれないけどな。」

「いいか、カメちゃん。人間の男が女神と付き合おうとするなら、それは精神世界の結びつきでしかありえない。
実世界で愛し合うことなどできないのだ。そしてそれは限りなくプラトニックで恋愛なんかよりはるかに深い結びつきだ。
オレとなちがみさまは愛とかセックスとかそんなもの超えた精神の次元で深く結ばれているのだよ。」
「ふうん・・・。」

だがえりにはどうしても理解できないことがある。
なぜこの人はわざわざなちがみと一緒に壁紙を作っているのだろう。
なっち壁紙を作りたいのなら管理人一人で作ればいいではないか。

作業中も壁紙を実際に作っているのは管理人だけでなちがみはただそばで見ているだけだ。
自らの命も危なくなるようなそんな怖い目に遭ってまで、なぜこの人はなちがみとの作業を続けるのか。 (続く)

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