** prince frantz nacci **

--- ペッパー警部、よッ ♡ D ---

「カメちゃん・・・。あなたはいったい何者なの?」 

「私はこのサイトでのみ登場するヴァーチャル・アイドル、"カメちゃん"こと亀井絵里。
管理人さんの妄想が作り出した架空の少女ですう。私はこの世界のアイドルグループ・モーニング娘。の6期メンバーですよ。
そしてもう一人の私がセーラー・カメ。変身した姿ですわん。」

「それは知ってるわ。でもセーラー・カメなんてどうしようもないヘタレキャラだったはずよ。なんでなっち女神よりも強いのよ?」
「だから今日の私はセーラー・カメ・Rなんですう。」

(おかしい・・・。キャラの設定が以前と変わっている。)
(なっち女神は全知全能、最強のキャラ。このサイトでは誰も私に逆らえない。そういう設定だったはず。)
(そういえばセーラー・カメ・Rなんてキャラ以前はいなかった。"ですう"とか"ですわん"とか、しゃべり方もおかしいし。)
(もしかして誰かが私に内緒で勝手にキャラ設定を書き換えているの?)

「カメちゃん、この前TVで外国の大統領はブッシュって言ってたでしょう。」
「ん?ええ、言いましたよ。外国の大統領はブッシュですう。」
「ホント、アホな子ねえあなた。」
「何ですか、いったい!?」

(誰かが勝手にキャラ設定を書き換えたとすれば・・・?こんなアホな子にはできないわ。やっぱりあの男しかいないわね。)

「管理人さん!いるんでしょう?隠れてないで出てきなさいよ!!」
「うっ・・・。」
物陰で一部始終をこっそり覗き見していた管理人、登場!
ああ、やっぱりこの男が裏で糸を引いていたのか。

「管理人さん、全部あなたの仕業ね?」
「ううっ・・・。」
「私に内緒で勝手にサイトのキャラ設定を書き換えたんでしょう?どうりでいつの間にかなちがみがドロンジョみたいなキャラになってると思ったわ。」
「ううう。」

「後で怖いわよ!どんなめに遭うか分かってるんでしょうね。」
「ううっ・・。」 (続く)

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** cam on nacci **

--- ペッパー警部、よッ ♡ E ---

「管理人さん、全部あなたの仕業ね?」
「うう・・・。」
「後で怖いわよ!どんなめに遭うか分かってるんでしょうね。」

「その前になちがみさま、オレの話も少しは聞いてくださいよ。覚えていますか?このサイトを始めた時のことを。」
「サイトを始めた時のこと?」
「そうです。あの時、オレとあなたの二人でこれから始めるこのサイトの細かい設定を決めましたよね。」

「なっち壁紙しか作らない。最低週2回のペースで更新する。毎回タイトルを決めてシリーズで壁紙を作る。
一ページあたり20枚前後の壁紙をUPする。TOP画像は毎月リニューアルする。サイトのデザインもオレとあなたの二人で決めましたね。」
「うん。」

「でも実際はほとんどなちがみさまの意見で全てが決められ、オレはそれにおとなしく従っていただけでした。」
「あなたが自分の意見をハッキリ言わないから悪いのよ!だから仕方なく私が全部決めたんじゃない。」
「言いたくとも言えなかったのですよ。オレはあなたが怖かったんです。」

「あなたはなっちそっくりで見た目はとてもかわいいけれど、実体は何者なのか分からない。人間の理解を超えている女神の存在が恐ろしかった。
あなたとの共同作業は大きなプレッシャーとしていつもオレの心に重くのしかかっていたのです。」
「そんな・・・。私はあなたを怖がらせるつもりはなかった。パートナーとして一緒に壁紙を作り、二人で仲良くサイトをやっていくつもりだったのに。」

なち画像を広めるため、一緒に壁紙を作りサイトを続けていこうと誓い合った二人。
人間と神という立場を超えて二人の心は強く結びついていると思われたのだが、そこには決して埋まることの無い深いミゾがあったのだった。

「管理人さん、どうしてあなたは私を信じてくれないの?前にも言ったでしょう。この姿が掛け値なし私の本当の姿よ。
私はなちがみ。実体も何もあなたに隠している事なんて何もないわ。」

「無理なんですよ。オレはあなたの能力を知っている。その気になれば国家の一つぐらい簡単に吹き飛ばしてしまう、あなたの力を知っている。
神の前では人間は無力です。歴史が証明しています。己の理解を超えた存在に出くわしたとき、人はそれを神と呼び、恐れ敬い、古来から
あがめ奉ってきたのです。オレはあなたと一緒に3000枚以上の壁紙を作ってきたけれど、あなたに対する恐怖心はいつまで経っても消えることはなかった。」

「やがて恐怖とプレッシャーに耐えかねたオレは、あなたに内緒で自分の味方になってくれるキャラを一人作り出しました。
モーニング娘。6期メンバー・亀井絵里そっくりの架空の少女。"カメちゃん"というキャラを作り出し、このサイトに登場させたのです。」
「そういえば私の知らないうちにあの子はこのサイトに登場して、いつの間にかレギュラーのキャラになっていたわよね。」
「自分を助けてくれる仲間が欲しかった。傷ついた心を癒してくれる話し相手が欲しかったんです。」

「オレはヴァーチャル・アイドル"カメちゃん"を作り出し、少しアホだけどやさしくてとてもいい子に性格を設定しました。
カメちゃんはいつもオレの味方でなちがみさまに虐げられている自分をやさしくなぐさめてくれる。そんなキャラに設定したのです。」
「ふん、どうりで。あの子は必要以上にあなたにやさしいと思ったらそういうワケだったの。」

立ち上がるなちがみ。
その目は復讐の炎に燃えている。おお怖いぞ、おい・・・。 
「目障りな子ね。カメちゃん、あなたはいらないキャラよ。消してあげるわ。」 (続く)

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